moscow-ramenのブログ

モスクワに小さなラーメン屋をオープンしようと立ち上がった 一人の日本人と二人のロシア人。果たしてラーメン店はオープンするのか。ハプニング続きであろう毎日を綴ってゆきます。

モスクワの食材事情。

今日は、モスクワの食材事情について少しお話したいと思います。


今現在、モスクワでは欲しい物は大抵手に入ります。

大型スーパーでは、肉、魚、野菜、果物、その他もろもろすべて

そろっています。が、各品々を見ると日本のそれとはかなり違いがあるようです。


まず魚,鯛にスズキ、サーモン,これら海の魚はとにかく鮮度が悪い!!

海が遠いのでしょうがないけれどモスクワにたくさんあるお寿司屋さんはどうしてるんですかね。


それから最近問題なのが、経済制裁により欧米からの食品の多くがストップされ

店頭からその姿を消しました。

例えばチーズ、果物など。モッツァレラチーズはロシア産のものに、

果物は中国や南米のものまで見かけます。

いずれもヨーロッパ産のものには遠く及びません。


結論から言いますと,いろいろなものが手に入るようになったモスクワですが

あまりおいしいものは手に入らない、ということでしょうか。

物件探しの難しさ。

いよいよ物件探しに入ったわけですが。


たぶん、このプロジェクトの鍵になると思われる店舗探し。

家賃、立地条件に伴いモスクワでは電気量が問題になってきます。

物件によって使える電気量が決まっており、レストランなどのように

たくさん電気を必要とする商売はかなり物件が限られてしまいます。


今日も数件物件を見に行ったのですが、なかなかすべての条件を満たす物がありません。


最近の経済的な不況により空き物権は以前より多くあるようですが

家賃の相場は以前とあまり代わりがないようです。


それに、良い物件はあっという間に借りてがついてしまうとのこと。


始めたばかりの店舗探しではありますが、かなり手ごわそう。

4億食と言う事実。

私の知る限りロシア料理には、麺類がありません。

強いて言えば、スープの中にほそーいパスタのような物が入っている物がありますが、

それも果たしてロシア料理なのかは、定かではありません。


ソビエト連邦の崩壊以降ロシアの人は、外国の料理にとびつきました。

その代表が和食とイタリアンだと思います。


それに伴いタイ料理、中華、などさまざまな国の料理のレストランができ、

また、海外旅行の経験などを含め、ロシアの人が麺を食べるようになっていったと

推測しています。


そして今では、年間4億食ものカップ麺を消費する国民になりました。


ロシアの人の味覚がどんどんグローバル化されているのは間違いなく

事実だと思います。


世界中の多くの人たちが愛するラーメン。

近い未来、ロシアの人々がこよなくラーメンを愛する日は来るのでしょうか。